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アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

アイアンのダウンスイングの意識

アイアンクラブのイメージ6 アイアンのダウンスイングの意識としては、左腰で巻き取るように回すイメージが良いような気がします。回転するパワーがより強力になると考えられるからです。

ダウンスイングで腰を如何に活用するかで、アイアンショットの成否が決まるといってもよいくらいです。

アイアンショットでの腰の使い方で肝心なことは、手とは逆の方向へ使うという点にあります。

手とアイアンクラブは遠心力の働きでスイングしていく方向へひっぱられます。しかし、腰まで同じ打つ方向へずれ込むと、ヘッドスピードが下がってしまいます。

腰は回転させる意識が大切です。ダウンスイングからの腰のターンの方法をマスターできる練習方法を解説しておきます。

ひもの先にゴルフボールがついたトレーニング用の用具を用意します。これを活用してし、腰に巻きつけておいて準備が整います。

アイアンクラブのイメージ5 まずは、右腰の横辺りでひもの先端についてゴルフボールを右手で持ちます。トップ・オブ・スイングの形から腰を回転させてみましょう。

ひもの先端についたゴルフボールが腰の高さで体の周りを動くようであれば、正しい腰の回転運動が出来ていると判断して良いでしょう。

腰をスイング方向へ突き出す動きになると、ひもの先端のゴルフボールは落下してしまうはずです。腰をずらした動きだけでは、腰がターンできていないためにこうなります。

腰をスピンさせるイメージ

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腰に巻き付けた紐の先端のボールは腰がうまく回転させることで、体の周りを動くようになるはずです。この場合、腰の使い方は「巻き取る」という感覚が近いでしょう。

ボールを腰に巻き取るためには左腰を強く意識しないとできないはずです。これによって、ごく自然な形で体重移動はできることでしょう。

意識的に体重移動を実行しようとすれば、腰がスイングする方向ヘスエーしてします。ターンではなく単にずれるだけの動きなので体の中に軸ができないことになります。

アイアンショットで大切なのは、繰り返しますが腰に巻いた紐を左腰から巻き取るように使うことにあります。スピンさせる感覚と表現しても良いでしょう。

ダウンスイングで手に気持ちがとられてしまうと左腰の巻き取りが必然的にできなくなります。

手から下ろしてしまえば腰は右足を軸にして回転しますから、アウトサイドインの軌道が生まれてスライスボールが飛び出すことでしょう。

切り返しのタイミング

アイアンクラブのイメージ4 切り返しの動作を開始するタイミングはバックスイングの完了する直前で腰を戻すクイックモーションが最適です。

ダウンスイングでは、肩と腰の動きを別個に考えましょう。先ほどの紐の練習からわかることですが、腰から先に動くとクラブヘッドの重さが感じられるでしょう。

バックスイングからダウンスイングヘ動きが真逆になるタイミングでは、クラブヘッドが重く感じるのが適切な感覚です。

フィッシングの経験がある方には投げ釣りで遠くまで針先を投げ込む要領と同じと言えばご理解いただけるでしょうか。バックスイングすると同時に、前方へ放り出すタイミングと同じ感覚です。

フィッシングの経験のない方は先ほどの紐の先にゴルフボールがついた用具を投げて、引き戻す感覚をイメージしてみてください。

投げ終わって下に落ちてから引き戻すと、余計な力がないといけないことになって、戻ってくる時の勢いも大きくはありません。

ひもの長さと同じ距離だけボールが飛ばないうちに引き戻す動きをすれば、勢いよく返ってくるでしょう。このイメージが切り返しのタイミングにも必要だということです。

バックスイングが完了してトップ・オブ・スイングの位置に達してから、おもむろにダウンスイングをスターツするのでは手遅れなのです。

バックスイングの終りに達していないうちに腰で巻き取る要領の動きをスタートさせるのです。これでクラブヘッドに重みが生まれて、タメのあるアイアンショットができるというわけです。

アイアンのバックスイングの意識というものが少しは伝わったでしょうか。

ヘッドの重さは左手親指で感じ取る

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切り返しのタイミングを身体に覚え込ませるトレーニング方法としては、バックスイングを開始したら、9割くらい終わった時点で、腰で巻き取るクイックモーションをくり返してみるのが良いでしょう。

これでクラブヘッドの重さが生まれて、その重みは左手の親指で感じ取れるはずです。グリップをあまり力一杯握っていると、この感覚はわかりにくいでしょう。

また、バックスイングをスローテンポで行ってもやり方は同じです。

アイアンクラブのイメージ3 クラブをバックに上げてそこから下ろすまで1,2秒の間隔でクイックモーションしてみると腰と肩の動きが別々になる感覚がわかることでしょう。

左手の親指の腹の上にグリップをのせてアイアンクラブを支えた状態で、クラブヘッドのほうを右手で下へ引く動きになると、左手の親指で圧カが感じられるでしょう。

手と左腰の距離を保ったまま左サイドでリードする

肩と腰を別個に意識して、左サイドの張りを強力にする練習方法があります。ここで説明しておきましょう。

最初に紹介したいのは、ボールを置いた位置とクラブヘッドを紐で結んでから、トップ・オブ・スイングの形でちょうどひもがピンと張る状態を作ります。

そこから、左下半身を意識しながら、その紐がさらに強く張るようにする方法です。

ボールの位置に紐でつなげたティペッグを差し込んでおくと、紐が張って引っぱられる力がより強まってティペグは抜けてしまうでしょう。

アイアンクラブのイメージ6 このトレーニングで肩と腰を同じ方向に動かすと、ひもをピンと張る状態にはならないはずです。最初は腰からゴルフスイングを始動してアドレスの位置へ戻すようにしてみましょう。

次に紹介するトレーニング方法はグリップエンドと左腰をひもで結ぶやり方です。アイアンクラブを右手に持ちながら、左手は紐を持って、左腰の位置におくようにしましょう。

ダウンスイングで紐が張った状態で、緩みが生じないようにしてみます。手から動き始めてしまえば紐は緩みます。

左腰で巻き取るイメージがあれば、紐は張ったままでも手が下りてくることでしょう。

この練習方法の意味としては、手と左腰の距離を保ったままダウンスイングするということです。

手を体に近づけることをするのではなく、左サイドのリードがあることでアイアンクラブを引き下ろす感覚をマスターする練習法です。

ダウンスイングのスイングプレーン

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バックスイングとダウンスイングのスイングプレーンは実は同じにはなりません。

左サイドの下半身からダウンスイングを開始すると、スイングプレーンはフラットに近づきます。

手から動かし始めるとスイングプレーンは逆にアップライトに近づいていくのです。

アイアンショットでは、クラブをインサイドから下ろして振り抜くことを目指すと左下半身から始動するということが絶対条件だというのがわかるでしょう。

これをもう少しわかりやすくする方法としては、これまでと同様に紐を利用してみると良いでしょう。

紐をボールの位置へ固定した状態で、もう一方の端をクラブヘッドのネックに結びつけてみます。

そして、トップ・オブ・スイングの位置で紐がちょうどピンと張るようにしてから、ダウンスイングをスタートしてみます。

左下半身から動いた場合と手から動き始めた場合のスイングプレーンを比較するということは、この場合は張った紐の角度の違いからわかります。

ダウンスイングを始める場所で軌道は変わる

左下半身からダウンスイングを始動すれば、上体がスーツと沈む感覚が生まれて、スイングプレーンがフラットになる感じがするでしょう。

アイアンクラブのイメージ5 頭と右肩の真ん中にあった紐は、右肩より低い位置になっているはずだと思います。

それに対して手からダウンスイングをスタートすれば、スイングプレーンは反対にアップライトになってくるでしょう。頭と右肩の中間に位置した紐が、頭に近く寄ってきて上がるでしょう。

ダウンスイングの始動がどこになるかの違いで、スイングプレーンと軌道がまったく反対の状態になることがよく理解できると思います。

右肩が前に出てしまうとアウトサイドインの軌道を描いて、スライスやチョロ、ヒッカケといったミスショットの原因となるということもわかるでしょう。

アイアンのダウンスイングの意識の持ち方も今回のような紐を使った練習方法でよりわかりやすくなると思います。

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