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アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

アイアンショットのコツ

アイアンクラブのイメージ1 アイアンショットのコツとはいかなるものだと想像しますか。わかりやすい説明としてはドライバーショットとの対比でイメージしやすくなるでしょう。

例えば、「ダウンブロー」、「ハンドファースト」、「コンパクトスイング」と言った言葉がアイアンショットの説明ではついて回ります。

どれも、アイアンショットのコツに結びつく大切なポイントとともいえる言葉です。

ここでは、ゴルフスイングを固める意味で使用すべきクラブやスイングに迷いが出た時の解決法、ダウンブローの意識の持ち方などと言った部分を説明しておきます。

ゴルフスイングの基本固めに使うべきクラブ

パターを除く13本のクラブ全てを使いこなすのがゴルフスイングは、「どれも違いはない」という説明と「アイアンとウッドでは違う」という全く逆の説明がよくなされます。

この2つの考え方は矛盾しているようですがある意味ではどちらも間違いではありません。どちらの考え方も「真実」です。

ドライバーからウェッジに至るまで、ゴルフクラブの長さやバランスなどは大幅に違ったものであり、また、スイングしたときの感覚もそれぞれに違います。その意味では「違い」があります。

アイアンクラブのイメージ2 そうした多岐にわたるゴルフプレーに必要な道具、とりわけアイアンのように本数が多いクラブを、どれもまんべんなく使いこなすようになるには、どうすべきかを考えてみましょう。

ショートアイアンからロングアイアンまで、1本ずつ区別して丁寧に練習できればそれに越したことはないのでしょうが、効率が悪すぎます。

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効率良くゴルフ上達することを目指すなら、1本のクラブで感覚をマスターしてから、得意なクラブの幅を広げていけばいいという考え方もできます。

つまり、ゴルフスイングの基本には違いはないと言えるわけです。

そうした基本となるアイアンクラブをどれにすべきかといえば、やはり中間的な長さのアイアンが一番だという考え方が一般的です。

番手でいえば、6番アイアンがベストかもしれません。

6番アイアンを重点的に練習してゴルフスイングを磨いて、自分のスイングの原型をつくるという発想です。

アイアンクラブのイメージ3 もちろん、別な考え方が存在することも事実です。難しいクラブからマスターしてしまえば残りの「やさしい」クラブはすぐに使えるようになるという発想もあることはあります。

ここでは、スイングは6番アイアンを基本として原型をつくるという考え方に立って説明を続けていきましょう。

扱いやすい6番アイアンをマスターしたら、その感覚と自信を他のクラブまで一気に広げていってゴルフクラブすべてを使いこなせるようにすることを目指すわけです。

6番アイアンはアイアンショットの技術の核となるクラブだとも言えるでしょう。クラブの長さから判断しても中間にある6番アイアンが一番自然であり、体が腕の動き一致したスイングをマスターすると言う意味でも最適だと言えます。

6番アイアンであれば、ドライバーなどのような長いクラブを使用する場合よりもリキミが出ることが少ないでしょうし、ある程度、ダイレクトに目標を狙うショットもできるはずです。

アイアンクラブのイメージ4 その上、9番やウェッジ類などの短いアイアンのように、小手先でごまかすゴルフスイングも通用しない長さでもあります。しっかりとした腕の振りと体の回転運動を一体化させたスイングをすることが要求される長さです。

ボールのセット位置やアドレスの姿勢などを総合的な面から判断しても、応用のききやすい長さともいえます。このクラブで試してみるのが上達のコツというわけです。

最初にこの基本となる6番アイアンでゴルフスイングの原型をマスターすると同時に自信をつけてから、そのスイングフォームを他のクラブヘと展開していくことにしましょう。

確かに、あれこれとさまざまなクラブを幅広く練習する方法よりも、6番アイアンを完ぺきに自分の得意クラブに仕上げる方が、しっかりした基本が早く身につく面があることは間違いないでしょう。

迷ったときのスイングチェック

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ゴルフスイングに迷いの出るときも残念ながらあります。

スピードの速いスイングの中でどこに欠陥があるか見つけ出そうとしても、そう簡単なものではありません。

そこで、比較的簡単にわかるスイングチェックの方法をここで説明しておきましょう。

スイング軌道を安定させるために大切なのは、クラブが地面と平行のポジションになるテークバックの9時の位置とフォロースルーの3時の位置までの動きに絞ることができます。

スローなテークバックで9時の位置までクラブを動かしてから体の動きを一旦止めてみましょう。左腕がまっすぐ伸びていて、クラブフェースと左手の甲が、正面を向いているかどうかを確認してみてください。

9時の位置のチェックがまずまず成功したかなという風に思えたら、もう一度スローテンポで今度はクラブを振り下ろしてフォロースルーの3時のポジションで体の動きを止めてみます。

両腕がしっかり伸びていて、バックフェースと右手甲が、真正面を向いていれば問題はないと考えて良いでしょう。

アイアンクラブのイメージ6 9時と3時のチェックポイントの確認結果に満足できない場合は、あとはこの正しい形になるように2ヵ所の形だけを頭にインプットして、ゆっくりしたテンポのスイングを繰り返してみます。

振り幅はフルスイングではなく、あくまでも9時から3時までのコンパクトなスイング幅で実行しましょう。

これが完璧にできるようになるまで繰り返した後は、少しずつスイング幅を大きくしていって、だんだんフルスイングヘと近づけていくという手順を踏みましょう。

そうすれば、クラブヘッドがパーフェクトな軌道を通るゴルフスイングが、自然とできるようになってくれることでしょう。これがアイアンショットをマスターするためのコツです。

ダウンブローを意識しすぎない

アイアンショットの軌道はダウンブローが基本です。下降する軌道の最中でクラブヘッドにボールが当たってから、ターフを削り取っていくという流れです。こうすることでロフトどおりの高さの球すじが生まれます。

アッパーブロー気味にとらえるウッド類のゴルフスイングとは、クラブの軌道が明らかに異なる点です。

ただし、最近のアイアンは球が上がりやすい設計がなされています。そのため、サイドから払うような意識でも十分ボールは上がってくれるようなってきています。

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そう考えると、「ゴルフスイングは全部同じ」という主張もそれなりの妥当性があるとも言えます。

ところが、ミート率が悪いと思い込んでいるゴルファーや、球が上がらないゴルファーの多くは、ダウンブローの意識が過剰に働いてしまってかえって「打ち込みすぎ」になっているケースも少なくありません。

アイアンのアドレスでは、ボールのセット位置を左足かかとよりも中央に入れて、ハンドファーストの構えをつくるのが基本とされています。

この構えは、「これからダウンブローに打ちます」というスイングヘこめた決意表明でもあります。つまり、この構えから普通にクラブを振るだけで、軌道は自然とダウンブローになるとも言えるのです。

アイアンクラブのイメージ5 その意味では、改めて自分から恣意的に上からボールを叩いていく必要性は薄くなっているということも言えるでしょう。

無理にボールを上から叩きにいけば、頭と手首がどうしてもボールより前に動くことになります。頭の位置がズレることが影響して、ロフトが本来の角度よりももっと立ち、球が上がりにくくなります。

右腕が伸びきるよりも以前にリストが先行した状態になると、インサイドにクラブを巻き込んでしまうことにもなりかねません。

このようなミスを防止するための対策を説明しておきましょう。インパクトまでは、頭の位置をボールよりも後方にキープすることがそのひとつです。

「ビハインド・ザ・ボール」というゴルフでよく使われる言葉がここで出てくるわけです。ある意味、これもアイアンショットのコツと言えるでしょう。

ダウンスイングで右わきをしっかりと締めてクラブを鋭角的に振り下ろさなければいけないという意識を捨て去り、右手首の角度を維持したまま、インパクトに向けて右腕をしっかり伸ばしていくようにすることが好結果を招くでしょう。

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