イメージ画像

アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

はじめに

アイアンはコントロールが命とはよく言ったものです。

アイアンクラブのイメージ1 気分の良いアイアンショットを打つにはどうしたらいいか。斜面などのコース特有に変化にどのように対処すべきなのか。

これらの基本とコースでの実践に関してですが、これがしっかりとマスターできていないとスコアをまとめるには相当の苦労があるでしょう。

ゴルフクラブに関して言えば、ドライバー(ウッド)とは違ってアイアンには、それなりの理論と方法があると考えることもできます。

アイアンの正しい理論を理解したうえで、実際に生かしていくのがアイアンショット上達の方策なのは確かです。

ロングアイアンから9番までのショートアイアン、更にウェッジ類をプラスするとゴルフクラブは10本ほどになりますが、そのすべてを完全に自由白在に使いこなすのは生半可なことではできないことかもしれません。

またマスターするまでにはそれなりの時間も要するでしょうが、少しずつ身につけていくしか方法はないでしょう。

アイアンクラブのイメージ2 ある日突然、アイアンショットの極意とはこれなのかとひらめいて必ず飛躍的なアイアンショットの上達への手がかりが見つかる日が来るでしょう。

堅実なブレーヤーになるためには、アイアンのコントロール性を向上させることが一男大切なのかもしれません。

ドライバーでミスしてもリカバリーできますが、アイアンはより正確なショットが要求されます。コースに出たら、アイアンでは強気に攻めて、果敢にターゲットを狙う意識を持って、それでいて力まずに8割くらいのパワーで攻めていきましょう。

正確な弾道と安定した方向性がアイアンクラブの命

スポンサード リンク

クラブが短くなってくることで、飛距離は当然短くなってきます。

しかし、その代わりに方向の安定性は高くなっていわゆる「正確度」は増えてきます。

これがアイアンクラブの特性とも言え機能的な面での特徴と言えるでしょう。

シャフトが短くなる分振りやすくなってフェースも大きくロフトも大きくなることで高い弾道ですぐに止まるショットが生まれるわけです。

これらをいかに上手に使いこなせるかが、スコアのアップと密接につながっているのです。

アイアンクラブのイメージ3 こうしたアイアンクラブのうち、ベースとすべきなのは5番アイアンであり、そののスイングをしっかりマスターすべきだという意見もあります。

しかし、人によっては7番アイアンからスタートするのが妥当だという考え方もあるのは事実です。いずれにしろ基本のスイングがマスターできればロングアイアンもショートアイアンも容易に使いこなせるはずです。

スクェアなセットアップがアイアンショットのカギ

アイアンクラブのイメージ4 ショートアイアンの場合には、左足を少し後方に引きぎみにしてオープンスタンスをとるケースもあることはありますが、他のどのクラブもスクェアなセットアップが基本中の基本と考えましょう。

両足の爪先、両ひざ、両腰、両肩のそれぞれのラインが飛球線の方向と平行となるようにかまえることが重要なのです。

さらに、両ひざ、両腰は地面に対しても水平を保つ必要があります。アドレスの際には右手のグリップは左手よりも下にあるので右肩は若干下がることになりますが、右手を前に出して、飛球線に対して平行であることは必要です。

これらの平行状態をアドレスで保つことが基本と心得ましょう。グリップもクラブフェースも飛球線にスクエアということです。

グリップの位置は左足内もも付近にくる状態になります。クラブが短くなるに従って腰を折り曲げることになりますが、お尻を突き出すようなイメージで、首筋から背骨、お尻の穴へかけて一本の軸を作って安定させましょう。

両腕の上腕部では胸の筋肉をはさみつける感覚を持って、両ひざにゆとりを持たせておく構えを取りましょう。

両手のひらを体の前で広げて合わせる形で、手の甲がターゲットラインに対して直角になるグリップの感じをつかみましょう。

そうは言っても、後述するようにこのスクェアなグリップはあくまでも基本にすぎません。多少ストロング気味だったり、ウィーク気味になっても、自分でしっかり握れるグリップ方式を採用すれば問題ないでしょう。

スタンスの広さ

スポンサード リンク

5番アイアンの場合で言えば、この番手はシャフトの長さや重さのバランスがとれて、初心者にも比較的親しみやすいクラブと考えられます。

この場合のアドレスでのポイントとしてはスタンスの広さとボールの位置関係です。ドライバーの場合には両足かかとの内側が肩幅になるように考えますが、5番アイアンではそれより靴1足分狭い足の幅にします。

右足をその分だけ内側に寄せていくイメージです。ボールの位置関係としては左足かかと内側の延長線になるように常に一定にします。

また、ボールと体の距離は、グリップエンドとお腹の間にこぶし1つもしくは1つ半入る位の間隔が適当です。これは、前傾角度の割合で少しずつ違ってきますが、両ひじは体側から少し離れるくらいが良いでしょう。

アドレスとインパクトの関係

アイアンクラブのイメージ5 アドレスの形というのは、見方を変えればインパクトのフォームとも言えます。腕の間隔や体の折り具合などはインパクトをイメージして決めるべきことなのです。

深く考えずにクラブをボールにあてがうようなアドレスをとれば、おそらく正確なアイアンショットにはならないでしょう。

シャフトの長さが違ってくれば、それにマッチしたアドレスの姿勢をとるべきです。

その点をしっかり理解していないと、この5番アイアンの場合にも、ショートアイアンと同じ気分でオープンなスタンスをとるという間違いを犯します。

また、スタンスするときに左足のつま先は飛球線側にやや開いて、右足つま先は飛球線に直角に向くぐらいが最適と考えましょう。

スクェアなグリップを心がける

アイアンクラブのイメージ6 グリップに関しては両手の甲が飛球線と直角に向きあうようなスクェアなグリップが基本と考えるのが一般的でしょう。

スタンスでは両足を軽く開いて、体をやや前傾させて両腕を肩からだらりと垂れ下がらせた際に手のひらは、必ず互いに向き合う形となります。

この自然な向きがグリップにおいても自然だと考えられています。左手の甲が浅くなって下を向き、右手の甲が上を向くような極端なウィークグリップは避けるべきでしょう。

逆に、左手の甲がかぶさり、右手の甲が下を向く極端なストロンググリップは、インパクトのタイミングではクラブフェースがゆがむという可能性が高くなります。

グリップはスイングしている間ゆるみが生じないように、8割くらいの力加減でしっかり握ってやることが重要でしょう。

スポンサード リンク

特に意識するのは左手の小指、薬指、中指の3本でありり、前腕の下部の筋肉を緊張させて握る必要があります。

そして右手の薬指、中指の2本をメインにしてクラブを支えるようにグリップし、親指と人差指でピストルの引き金を引く要領で握るべきです。

あくまでも左手がメインであり、右手はパワーをサポートするという感覚の握り方が大切です。

オーバーラッピンググリップはその意味では理想に近く、これが両手の力を1つのまとめやすいと考える向きがあります。

さらに、このオーバーラッピングのグリップの強さはアドレスからフィニッシユまで一貫して同程度の力であるべきでしょう。

オーバーラッピング・グリップはバランスがとりやすい

グリップには右手の小指を左手の人差指の上に重ねるオーバーラッピングと言う方式に他にも、右手の小指と左手の人差指をからめるインターロッキングや野球のバットを握る形と似たテンフィンガー(ベースボールとも言う)グリップの3種が一般的です。

この中で、テンプフィンガーは安定性に欠けるという意味でほとんど使われていないという現状があります。

インターロッキングはパワーがないシニアやレディース、指の短い人に向いている方式ですが、オーバーラッピングは、3つの方式の中で一番両手の力をフィットさせやすい点でメリットを有しています。

左手でリードしながら、右手のパワーを添えるというゴルフスイングを目指すという意味においてもすぐれたグリップと言えるでしょう。

人気記事ランキング

このページの先頭へ