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アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

アイアンクラブの番手と飛距離

アイアンクラブのイメージ6 アイアンクラブで番手に見合った飛距離を安定的に出すためには、それぞれの番手の特徴を理解してスイングを研究することが大切です。

ここでは、それぞれのアイアンクラブで特に大切な部分をピックアップして説明しておきましょう。


ショートアイアンではヘッドの重さを生かす

ショートアイアンの技術で基本となる部分は、クラブヘッドの重さを最大限に生かしてスローテンポでスイングするということにあります。

アベレージゴルファーのアイアンショットの場合、特に番手の短いショートアイアンのヘッドを生かしきったスイングができていない人が意外に多いようです。

理由は定かではありませんが、ヘッドではなくシャフトそのものを振ろうとしているようにも見えるスイングです。

アイアンクラブのイメージ5 ショートアイアンを持ってみるだけですぐにわかりますが、9番アイアン、8番アイアン、もしくはサンドウェッジなどは、クラブヘッドがずしりと重さがあります。

この重いクラブヘッドをいかに活用し、効果的なスイングにするか、これがボールを確実につかまえて飛距離を安定させるためのコツにもなるわけです。

クラブヘッドの重さを活かしたアイアンショットを実行するには、下半身の不要な動きをせずにシャフトのしなりと、それに加えてクラブヘッドの重さでリズミカルに振るということです。

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明らかにクラブヘッドの重さを生かして振っていない証拠として見られるミスショットとは、ショートアイアンを持っているにもかかわらずトップが出たり、もしくはダフリが出てしまうというものです。

シャフトだけを振るようなゴルフスイングをしていると、ミスショットがそれだけ増えて、アイアンの上達への道は閉ざさたも同然とも言えるでしょう。

クラブヘッドの重さを生かして振る技術にはいくつかのやり方がありますが、一番ベーシックなわかりやすい方法は、両足を揃えた状態でクラブを振ってみることです。

両足を揃えて、アイアンクラブを少し短目にもってバックスイングして、そこからフォロースルーへとゆっくりと振ってみましょう。

この動きをすれば、必ずクラブヘッドの重さがどのくらいあるものか、体感できるはずです。

アイアンクラブのイメージ3 クラブヘッドの重さを感じとることが出来た時点で、その重さをアイアンショットに生かすためには、どのくらいの力の入れ方が効果的なのかが自然に理解できるでしょう。

最初から広めのスタンスをとって、いきなり野球のスイングのようにショートアイアンを振り回そうとするやり方では、クラブヘッドの重さを体感することは難しいのです。

どうしても、両腕、両肩の力に任せて、クラブを振り回しやすい傾向が現れます。つまり、シャフトを振っているという結果に陥りやすいわけです。

基本をマスターする時点で誤った方法が身に付いてしまえば、ある程度経験を積んだ時に、もうとり返しの難しい悪い癖として残ってしまう可能性があります。

ショートアイアンを上手に使いこなすためには、なるべくスタンス幅を狭くすることに注目して、その中でヘッドの重さを感しとることが必要条件です。

非力なゴルファーであっても、両足をそろえて軽く素振りをしてみるだけで、クラブヘッドの重さが両手と体にしっかりと感じることができるはずです。

その感覚こそがショートアイアンで安定した飛距離を出すための、第一の基本的なテクニックと考えても良いでしょう。

ミドルアイアンのスタンス幅

番手がミドルアイアンになってくるとスタンスの幅は、肩幅よりほんのちょっとだけ広いくらいにします。目安としては肩幅と同じくらいと思っても良いでしょう。

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これ以上広く構えると、両腕に力が入ったゴルフスイングに陥りやすいのです。

それに下半身の動きがスムーズに行なえなくなって、バランスのとれたスイングができなくなってしまう可能性があります。

スタンスの幅をどれくらいにするのかという問題はゴルフスイングにとって極めて大きな問題です。

ショートアイアンのように両足をそろえてスイングしてみると、クラブヘッドの重さとシャフトのしなり具合が、両手に感じられます。

逆に広いスタンス幅にすると、シャフトだけのスイングになりやすく、クラブヘッドの重さを感じることが難しくなります。

アイアンクラブのイメージ2 これはアイアンの番手の問題だけではなく、ドライバーを含めたすべてのクラブに共通するポイントです。広すぎるスタンスはデメリットが多くメリットは少ないのです。

どちらかと言えば狭すぎるスタンス幅でスイングした方が結果的には大きなミスショットが出にくいことは確かです。

ただし、スタンスの幅は、スイングした時に体が不安定にならない程度の幅が必要なことも事実です。そのためには日常的な練習の時点で、どの程度のスタンス幅が自分にとって最適かをチェックしておく必要があります。

体形や年代・性別によってもスタンスの幅は一様ではありませんから、単純に何センチにしなさいとはいいきれない部分があります。

大柄なゴルファーは自分の身長を生かしたゴルフスイングをするために通常よりも少し狭いスタンスをとることもあるでしょう。

また、小柄なゴルファーなら思い切ってクラブを振っていってもバランスを保てるように、広めのスタンスを意識してとることもあるでしょう。

ケースバイケースで対応しなければいけない範囲というものは確かにあります。しかし、本質的には肩幅からほんの少し広げた程度がミドルアイアンでのスタンス幅と理解しておきましょう。

スタンスの向き

アイアンクラブのイメージ1 スタンスの幅に注意することと同時に気をつけなければいけないポイントは、スクエアスタンスをとるということです。

ターゲットの方向に対して足の構え方が正確にできていないと、スムーズなスイングはできなくなり飛距離というより方向性にも影響します。

つま先の開き方などに気を配らないゴルファーが少なくありませんが、実はこの部分がミドルアイアンの重要なポイントになってきます。

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左足つま先を極端にオープンにしてしまうと、左腰が逃げやすいスイングになりスライスボールが出やすくなります。

逆に左足つま先をクローズに構えすぎると、インパクトで左サイドが必要以上に止まってしまい手打ちのゴルフスイングになり、結果的にフックやヒッカケのミスになりやすいのです。

正しい構え方としては左足つま先はほんのわずかに開く状態が適切です。

この左足つま先の開き具合を、スタンス幅と同時に注意を払う必要があります。

右足に関しては、ほとんどターゲットラインに対してスクエアに構えるのが基本です。

右足を右方向に大きく開いて構えるゴルファーの場合、バックスイングで右腰が右に回り過ぎて、体をひねるというゴルフスイングの本質か離脱してしまうでしょう。右ひざが逃げやすくなる欠陥も生まれます。

右足はターゲットラインに対してスクエアで左足つま先はわずかに目標方向に開く形がミドルアイアンでスタンスをとる時のベースとなる考え方です。

スタンスのとり方に気を配るだけでもかなり大変なのですが、これができればそれだけでスランプを脱してしまうこともあります。

また、その逆の現象もあります。つまり、スタンス幅や足の向きが間違っていることで自分本来のゴルフスイングができなくなりスランプに陥るというケースもあります。

このような現象はゴルフスイング全体に影響を及ぼすものですから、ゴルフを覚え始める時には、つねにスタンス幅と足の向きには注意を向けるようにすべきです。

正しいフォームをマスターするまでは、何度でも繰り返して動きを確認することが大切です。最初のうちは違和感があるかもしれませんが、何度も繰り返しているうちにそれがごく当たり前になってきます。

そして、ゴルフスイングのベースができあがります。また、このステップをクリアできなければ、いつまでたっても上達は難しいとも言えるでしょう。

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