イメージ画像

アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

アイアンショットとドライバーショットの違いとは

アイアンに必要な機能は正確性か、飛距離か

ゴルフスイングにおける飛距離と方向の正確性とは、相反する面がどうしても出てきます。飛距離を追究していくと、どうしても方向性がおろそかになるという問題が出てしまうというのが一般的な考え方です。

アイアンクラブのイメージ5 どちらか一方をあきらめるといった偏った考え方を採用するのではなく、両方の最高点で技術的な調整できるゴルフスイングがベストなのは確かでしょう。

ドライバーショットもアイアンショットも、スイングするという面から見れば違いは全くないはずです。

しかし、クラブの形状や長さの違いなどに影響される差異を含めて考えてみると、必ずしも同じような感覚でスイングできるクラブとは到底思えないというゴルファーも少なくないでしょう。

そればかりではなく、そもそもの発想を根本的に改革しないと、それぞれのゴルフスイングを完全にマスターすることが難しいという考え方もあるでしょう。

その証拠に、日によってドライバーは当たるのにアイアンは当たらないということがしばしば経験してはいないでしょうか。

また、その逆の現象もしかりです。これは、双方のゴルフスイングが持つ本来の目的を理解していないために起こる極端な例かもしれません。

アイアンクラブのイメージ2 たとえば、ドライバーショットで会心の当たりをしてセカンドショットはウェッジで十分な距離しか残っていないのに、グリーンさえとらえられないとう大きなミスをするケースもあります。

ドライバーショットでの飛ばしの感覚が身体にまだ強く残っているせいだ、ウェッジで大振りしてしまいミスにつながるといったケースです。

スポンサード リンク

このような実戦におけるミスを最小限に食い止めるためには、アイアンの用途や目的をしっかり把握することが欠かせません。

自分の9番アイアンの平均飛距離が110ヤード程度ならば、9番アイアンを持ったときに意識しなければいけない点は、「130ヤード飛ばすこと」ではありません。

あくまでも、「110ヤードの目的地にボールを運ぶゴルフスイングをすること」がまぎれもない目的と言えます。

そのため、クラブの持つ本来の性能を最大限に活かす確実なゴルフスイングすることがどうしても要求されているのです。

ドライバーがいいとアイアンが打てなくなるケース

アイアンクラブのイメージ1 ドライバーはフラットな「ヨコ振り」であり、アイアンはアップライトな「タテ振り」を意識するべきだというのが少なくとも一般的な見解ではあります。

ドライバーとアイアンとではそもそもクラブの長さが違います。そのおかげで、アドレスの際の前傾角度もドライバーよりアイアンは深くなるのです。

結果的に、クラブの描く軌道もドライバーとアイアンとでは異なります。その違いはドライバーがフラットな軌道(ヨコ振り)なのに対して、アイアンはアップライトな軌道(タテ振り)ということです。

この軌道の違いをしっかりと頭に入れてスイングすることが何よりも大切なところかもしれません。

ボールを正しい位置に置く

ドライバーとアイアンとのもうひとつの違いとして、アイアンはスイングの最下点でボールを打つ形になるのに対し、ドライバーではティアップしたボールを打つわけですからスイングの最下点から少し浮き上がった位置でボールをとらえるということです。

そのため、ボールのセット位置も、ドライバーは左足かかと線上となり、アイアンはそれよりも真ん中寄りに置くことになります。どちらか一方が上手く打てない状況になったらボールのセット位置もチェックすべきでしょう。

ミドルアイアンでボールが上がらない

スポンサード リンク

ミドルアイアンでボールが上がらない場合の原因として最初に考えられることは、ヘッドを打ち込むようなゴルフスイングになっているのではないかという点です。

アイアンは上から打ち込むものと言う意識が強すぎるのかもしれません。上級者にはそのような打ち方をする人もいることは確かです。

しかし、ロフト角が小さくなりますから、ますますボールは上がらなくなるというのがミドルアイアンです。

ミドルアイアンもフェアウェイウッド同様ゆるやかな軌道でスイングした方が好結果につながることもあるのです。

アイアンクラブのイメージ6 アマチュアゴルファーの中には、6番~8番アイアン(ミドルアイアンをどう打てばいいか正確にはわからないと言う人も多いようです。

アマチュアの中にはそういう悩みを抱えている人が実は少なくないというのが実態なのでしょう。しかし、本当のところはミドルアイアンだからといって特別な打ち方をしなければいけないわけではありません。

他のゴルフクラブと違いはなく、「軌道の最下点でボールをとらえる」くらいの気持ちでアイアンクラブを振れば、薄いターフがとれる理想のゴルフスイングになるはずなのです。

具体的には、フェアウェイウッドと何ら変わらない、ゆるやかな軌道でスイングするということです。それによって、ロフト通りにボールが打ち出されることになるはずです。

そのため、ボールは自然と高く上がってくれることでしょう。逆に軌道が鋭角になれば、インパクトでのロフト角が小さくなるせいで打ち出し角が低くなるということに注意しましょう。

上からヒットできるハンドファースト

ドライバーはアッパーブローに、アイアンはダウンブローに打つという考え方は以前から多くのレッスン書で言われてきたことです。

アイアンクラブのイメージ3 しかし、この「アッパー」とか「ダウン」という表現自体が、アマチュアゴルファーが混乱をきたしてきたという言い方が出来るということも事実です。

まず、どうしてクラブによって軌道を変えなければいけないかという問題について再確認しておけなければならないのかもしれません。

正確に表現すれば、スイング軌道は打ち方自体によって違ってくるのではなく、構え方によって変わるということをもう一度考えてみてください。

ドライバーとアイアンの構えと軌道が並べて見てみると、リストのある位置の真下が最下点ということになります。

スポンサード リンク

つまり、打ち方がどう違うということではなく、アドレスした時点で軌道は勝手に決定されると理解しても構わないとも考えられるわけです。

そのため、ドライバーショットなら、最下点を通過した後の上昇時点でボールにヒットし、アイアンショットであれば、最下点に達するよりも手前の下降軌道で勝手にヒットすると考えることもできるわけです。

アマチュアゴルファーの多くは、そのままスイングするだけで上から球をとらえられる構えができているのに、わざわざスイング自体に手を加えることで、さらに上から叩きつける動きをつけ加えているとも言えるのです。

アイアンクラブのイメージ4 これでは逆にボールは上がりにくくなるという可能性も生まれてきます。この点だけを理解すれば、アイアンに関してより深い理解ができるのではないかとも言えるでしょう。

アイアンショットは、ボールより先の芝が削れてターフがとれるように打つのが理想とされています。

そのため、ボールよりもリストが前に出たハンドファーストに構えるのが基本です。

この段階で軌道はダウンブローになることは決定済みの話ですから、ターゲットを目がけてさらに打ち込もうなどと意識しなくても構わないとも言えるのです。

ここまで説明すれば、本来の意味でのアイアンショットの打ち方はもう理解できたも同然と言えるのではないでしょうか。

ドライバーショットとのアイアンショットの本当の違いを知っておいてください。

人気記事ランキング

このページの先頭へ