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アイアンショットの上達は
ゴルフスイング全体の技術を向上させます

ショートアイアンのスタンス幅とボール位置

スタンスの幅は狭く

ショートアイアンのスタンス幅とボール位置ですが、ショートアイアンにおけるスタンス幅については、肩幅よりも少しだけ狭めにするのが妥当なところでしょう。

両足の間隔が、かかとの内側の位置となって15センチ程度離れているくらいが一応の目安になる数字かと思います。当然、体形の違いによってスタンス幅をもっと広げなければいけない人もいることは確かです。

アイアンクラブのイメージ1 たとえば、180センチや190センチ位もある外人並みの長身の人の場合には、スタンスの幅も自然に広くなってくるわけです。

また、それとは反対に160センチぐらいの身長の人が、スタンス幅をショートアイアンを使うのにもかかわらず広くとるのも良くありません。

この場合、80センチぐらい開いてしまうような広く極端なスタンスにしてしまうと、ミスショットが増えるのは予想されることです。

スタンス幅を狭くすると、体が安定せずにふらふらしてスイングまともに出来ないのではないかと考える向きもあるでしょうがが、実際は違います。

スタンス幅は、なるべく狭く構えることがショートアイアンの成功に導くひとつのポイントと言っても過言ではないでしょう。

以前にも触れたことですが、スタンス幅が広くなればなるほどゴルファーというものは、どうしても腕力に任せてボールを打とうとする傾向が強くなります。

アイアンクラブのイメージ2 その場合は、必然的に体の動きそのものが、腕力に頼る形になりがちです。これは避けた方が良いのはどのゴルフクラブにあも共通することです。

スタンス幅が狭ければ、それだけクラブヘッドの重さをボールにダイレクトにたたきつけるようなアイアンショットが、ごく当たり前にできあがってくるでしょう。

スタンス幅というものは、ゴルフスイングそのものにまで大きな影響を与えるという意味で、見逃せない重要なポイントのひとつなのです。

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9番アイアンの場合には、両足の間隔は約15センチ程度の人もいますし、場合によってはもう少しさらに狭いケースさえあるほどです。

もちろん、ショートアイアンと一口に言っても、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアン、ピッチングウェッジまでといくつものゴルフクラブクラブがあります。

そのため、すべてのゴルフクラブの場合において一定のスタンスの幅が正しいというわけではありません。

7番アイアンの場合には、ショートアイアンの範疇には含まれますが両足の間隔は肩幅に近いぐらいに広げても構わないでしょう。

けれども、サンドウェッジなどでのアプローチショットという状況になれば、両足はほとんどくっついているくらいの感じでも何ら問題はありません。

また、これから打とうとするアイアンショットの種類次第でスタンス幅は変わってくるとも言えるのですが、ともかくスタンス幅とは可能な限り狭くすることを心がけましょう。

自分が適当だと判断する以上に狭くしていても、結果的にはそれでミスショットが生じるリスクはそれほど高くありません。

アイアンクラブのイメージ4 むしろ、広くすることの弊害としてミスショットを起こしてしまうケースのほうがずっと多いという事実を、しっかりと理解しておきましょう。

さらに、スタンスに関してつけ加えておきたい点がもう一つあります。スタンス幅が広くなるに従って、先ほども述べたように腕だけではなく手先だけでボールを打ちやすくなる傾向が強くなることを理解しておくべきでしょう。

狭いほうが体がふらつきやすいと考えるのは全くの誤りであって、むしろ広くすることによって、ジャストミートはしにくくなる点を強調しておきたいと思います。

アベレージゴルファーの場合はスタンス幅を広くしたほうがジャストミートしやすいのではないかと考えがちだと思いますが、これは完全な誤っています。

スタンスの幅は広くとればとるほど、体をひねる動作が難しくなって、最終的にはミスショットを招くことにつながっていきます。

アイアンショットの上達を妨げる大きなカギの一つがこれだと言っても良いくらいです。どんなショットの時でも、体をひねってボールを打つこと、つまりスイングすることが重要なのです。

ボールのセット位置はスタンスの中央に

ショートアイアンの場合におけるボールのセット位置は、他のゴルフクラブよりも重要な意味があると言えるでしょう。

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大袈裟な表現になるかもしれませんが、ボールのセット位置次第によってナイスショットも生まれるし、バッドショットも出ると言えるかもしれません。

アベレージゴルファーのショートアイアンでのボールのセット位置を観察してみると、それほど良い状態ではないケースが多いようです。

ショートアイアンでの基本的なボールのセット位置は、スタンスの中央だと一言にまとめることが出来ます。

けれども、スタンスが狭くなっていることが関係してくるので幾分か右足に近くなったイメージが正しいでしょうか。

状況次第で、ボールを左に出したり、右に置いたりすることはあるでしょうが、これはあくまでもプロレベルのゴルファーが行う場合の高度なテクニックです。

そのため、アベレージゴルファーはボールのセット位置については、単純にある程度決まった場所に定めることが必要です。

ショートアイアンのショットで気を配るべきポイントのひとつは、左足かかとの線上寄りにはボールを置かないように心がけることです。

こうすることはミスショットが生まれる大きなリスクを抱えることになるでしょう。ボールが左足寄りにくればくるほど、ダウンブローのゴルフスイングでボールをとらえるのが難しくなります。

アイアンクラブのイメージ5 ゴルファー自身がそうしようと思わない場合でも、結果的にすくいあげるフォームのインパクトからフォロースルーに向かいがちです。ひどい時には、シャンク病にかかることもあるでしょう。

ショートアイアンでのボールのセット位置は、左足寄りにくる状態よりも右足寄りにきた状態のほうが、まだしもミスにつながる確率は低くできるでしょう。

右足近くにボールを置くことで、それだけダウンブローでボールをとらえやすくなる効果があります。

クラブフェースで確実にボールを捉えるチャンスが高くなるわけです。しかし、原則としては先ほどのようにあくまでも中央にしましょう。それ以上右に置かないほうが望ましいでしょう。

ゴルファーのスタンスは千差万別で、ボールから離れて立つような人もいるでしょうが、基本的にはアドレスした際にお腹とグリップとの間隔はワングリップが目安です。

アイアンクラブのイメージ6 そのポジションで構えれば、ボールとゴルファーとの位置関係としてはほぼ妥当なところでしょう。それ以上離れてしまえば、ひっかけのミスショットやトップになる直接の原因になりかねません。

逆に、ボールに対してあまりにも近くに立ち過ぎてしまえば、思うように腕を振ることが難しくなり、インパクトで体が伸び上がるようなフォームにつながります。

場合によってはヘッドアップが起こる危険性も生まれますし、上体が早く上を向いてしまう悪い形のフォロースルーになるケースも考えられます。

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身体とボールとの位置関係に対して、あまり重要性を感じていないアマチュアゴルファーが少なくありませんが、これは非常に問題です。

大袈裟にいえば、アドレスした際のボールの位置によってショットはおおむね決まるといっても言い過ぎではないでしょう。

ショートアイアンのゴルフスイングでは、飛距離を欲ばるクラブではないということをこれまでも述べていました。

仮に自分の心の中にほんのわずかでも飛距離を伸ばしたいという心理が働いていると、ボールの位置がどうしてもスタンスの左足方向に寄ってくるでしょう。

その影響でミスショットの発生する割合が、さらにひどくなると言っても良いでしょう。どんな状況であっても、ボールのセット位置はスタンスの中央です。

そこからボールの位置が左にいかないように気を配ることが、ショートアイアンを確実に使いこなすための絶対的な条件だと重ねて申し上げます。

アイアンクラブのイメージ3 ボールが正しい位置にセットされていれば、クラブヘッドの重さを活かして打つ、もしくはクラブヘッドの重さをボールにぶつけるようなスイングフォームが円滑に行なえるでしょう。

これは、ショートアイアンでのショットのスイングの本当の基盤となるところだと言っても良いでしょう。

ボールが左足方向にあると、ヘッドの重さをぶつけようと意識しても、しゃくり上げるような動作に終始してしまい、大きなミスが生まれます。この点は、十分に練習段階から注意しておかなければならないことです。

大振りやカラダのブレを最小限にとどめる

アイアンクラブのイメージ6 ショートアイアンでのショットの場合、ラインを出して果敢にピンを狙う気持ちを持ちたいものです。

ライン出しをする場合、フラットな場所からでもスロープから打つイメージをもつことが役に立ちます。

スロープからなら足場が不安定なため、大振りしたりカラダを動かしすぎてしまえば、バランスが崩れてミスヒットにつながります。

平坦な場所からでもスロープから打つように気持ちで、その感覚を利用してみることを試してみましょう。

足元を安定させた状態にスタンスをとって半身はあまり大きく動かさないで、バランスが崩れてしまわなない範囲で上体をしっかりターンさせて打つことです。

こうすれば、ボールをジャストミートできる確率が上がりますから、ピンに向かって真っすぐ打ち出せるようになるでしょう。

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