アイアンショットの決め手
アイアンショットの決め手になるのはハンドファーストのショットでダウンブローにすることにあります。
ショートアイアンのアドレスの場合は、グリップの位置がボールよりも前になります。つまり、プル角度があるため飛球線方向寄りとなります。
このハンドファーストの構えをとることこそがダウンブローのショットの絶対的な条件とも言えるでしょう。
インパクトしてからスイングアークの最下点がくるのがダウンブローの特徴ですが、インパクトした後にボール前方のターフを少し刈ることになります。
そのため、その際の衝撃に耐えられるしっかりしたグリップをしておく必要があります。とりわけ左手のグリップがゆるむのは避ける必要があります。
この場合、右ひざの送り込みを実現することで方向性を安定させるダメ押しのアクションを加えることになるでしょう。
ショートアイアンのショットの正確さを増す動作として、右ひざを左ひざへ送り込むことをおろそかにしてはいけません。
極端な重心移動は必要ではありませんが、それにしてもダウンスイングからインパクト、フォロースルーにかけての一連の動作で、右足にあった重心を左へしっかりと移してやることが大切です。
フォロースルーをターゲットラインの方向にまっすぐにとることと同時に、右ひざを水平のまま左ひざへ送り込んでやることで、より安定したアイアンショットが埋めれることになるのです。
ショートアイアンでは、シャフトも短く、飛距離も必要ないという条件があるとはいえ、小手先でスイングするのではなく、体全体を使うスムーズなスイングを心がけるべきでしょう。
ピッチングウェッジのロフト
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ショートアイアンにはいくつかの種類がありますが、その中でもとりわけピッチングウェッジはロフトが52度以上であり、ボールを高く上げることを目的とした場合には一番適したゴルフクラブと言えるでしょう。
エッジの近くにピンが設定されている状況では、バンカーを飛び越してグリーンですぐに止めたい時などがあります。
この時、手前から転がして攻めるわけにはいきません。この状況下では、ボールが高く上げることが容易なピッチングウェッジがその力を発揮してきます。さらに、前方の立木を越したいという状況まで考えられます。
こんな場合はピッチングウェッジを選ぶのが一番なわけです。高いボールを打つためのポイントは、スタンスは通常のままで、右足だけ半歩分右へ動かすことです。
こうすることによって体の重心位置は自然にセンター寄りになって、ボ一ルを上げやすい態勢ができあがることになります。
コンパクトなスイングは正確さにつながる
ピッチングウェッジはその正確さが特徴と言えますが、より精度を高めるには、グリップを2~3センチ余して握って、コンパクトなスイングを心がけるとさらによいでしょう。
スタンス幅も狭くして、ボールをちょど真上から見るようなハンドファーストのアドレスを作るわけです。
ミドルアイアンでは肩幅に近いくらいの両足かかとを広げたスタンス幅にするのと比べて、ショートアイアンではそれより靴1足分くらい狭くするわけです。
ところが、ピッチングウエッジではそれよりさらに少し狭くなると理解しておけば良いでしょう。このかまえを作ることが体の動きを最小限に押さえることに結びついてくるのです。
ヘッドアップはパーオンショットで気をつける
ショートアイアンでグリーンに乗せようとするパーオンショットの場合に、特に気をつけたいことはヘッドアップすることです。
グリーンも近くにあるため、ピンもはっきりと視野に入ってくるのがパーオンショットですが、自分のショットの結果を早く知りたい衝動にかられるのが人間の心理です。
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アべレージゴルファーにとってはこんなチャンスも珍しいということもあって、つい平常心を失う傾向が強くなるものです。
そのためにミスショットが生まれて、パーどころか、ダブルボギーになるということも珍しくはありません。
そうしたケースの中には、ピンを狙うという気持ちが先走ることが原因となって、ラフやバンカーにつかまるというケースも少なくありません。
無理なダイレクトなピン狙いの攻め方は避けて、グリーンの中央に乗せればよいという軽い気持ちでのぞむほうがよい結果につながるでしょう。
自分の球筋と飛距離を知っておく
100を切れないような初心者にも当てはまる話ですが、アベレージゴルファーの場合も球筋と飛距離を理解しておくことが重要なポイントとなります。
スライスやフックに悩んでいるゴルファーはいくらでもいますが、1ラウンドの間にスライスとフックの両方が出るというゴルファーは少ないでしょう。
そこで、自分の持ち球がスライスならスライスとしてとらえ、フックならフックとして自覚することで、それなりの攻め方をすることが肝要です。
そして、その球筋なりにどのくらい飛ぶのかを知っておくことが必要です。それがクラブ選択する際の重要なポイントになることは言うまでもありません。
しかし、ある程度のテクニックが身についてきているアベレージゴルファーは、そこまで素直な気持ちを持てずに、ついナイスショットばかりを脳裏に描いたスイングを行いがちです。
これをいつまでも繰り返すのでは進歩は期待できませんから、ハンデを縮めることにつながらないという事実を早く理解すべきでしょう。
疲れと打ち急ぎ
月に一度しかプレーできないゴルファーの場合、久方ぶりのゴルフということになるので、どうしてもラウンドを多くしがちです。
ワンハーフつまり27ホールをラウンドする人も少なくない。最初のうちは張り切って元気もあるでしょうが、後半になるにしたがって、日ごろの運動不足の影響でスタミナも切れてくるものです。
足腰や筋肉がへばってくるのもうなずけることです。そうなると、自分では感じていなくても、いつも間にか打ち急ぎになって、ゴルフスイングのリズムを乱れがちになってしまうものです。
さらに、それほど大きな違いではありませんが、いつのまにがスタンスのとり方もバラツキが生じて、ターゲットより右を向いたクローズドスタンス気味になったりもするものです。
疲労してくるのはどうしようもありませんが、大切なのは疲れてくることを意識することです。そうすれば、打ち急ぎや間違ったスタンスをとることのないように気を配ることもできるでしょう。
昼食は控え目に
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昼食の時間は、最初のハーフ、つまり9ホールを終えた時点が多いでしょう。
どうしても仲間との談笑を続けながら、ついついお腹いっぱいにしてしまうということが多いのではないでしょう。
満腹状態になってしまうことは、運動する上では適切な状態とは言えません。こういうことに無頓着な人だとスコアも期待できなくなります。
昼食のすぐにスタート時間がくるという状況では救いようがありません。筋肉の働きも落ちてしまい、思うようなショットができなくなりがちです。
腹8分目という言葉がありますが、腹6分目くらいにとどめるべきであり、プロの場合には空腹状態のほうがよいとさえ考えている人もいるくらいです。
昼食はなるべく早めに済ませて、次のスタートまでに軽い練習をして腹ごなしをするくらいの気持ちを持つようにしたいものです。